2010年7月16日金曜日

暑中見舞い申上げます/弊社を取巻く地域経済環境

暑中見舞い申上げます。

多くの方々のおかげで、今日までこれた事を改めてお礼申し上げます。

地域ゼネコンとして土木も数億円ほど施工していた時代がありました。

しかし、10年に渡る土木公共事業の減少の中で
特にここ5年は土木技術者の雇用を守り維持するのがやっとでした。
正確に言うと、土木部門は採算を維持できなくなってしまいました。
定年退職者や不治の病で退職した人など自然減をしていきながら
まだがんばれる技術者を雇用維持してきました。
最後には3000万円ほどとなり、過当競争の兼ね合いからまた
工事数の激減から誰が見てもまともな報酬を払うまでの利益にはなりませんでした。

そうしてやむなく非主流の土木事業は、最後の土木事業部門の一人を今年勧奨退職をしました。その土木技術者の本人もその事情をよく分っており、退職日当日「今まで雇用を支えていただき、大変ありがとうございました。」とお礼まで申して退職していってくれました。経営者としてこれは少し驚きましたが、なんとか主力の建築の利益で支えていたのが実態だったのをよく理解した人間だからこそそういってくれたと思います。苦渋の選択ですが、うれしく思いました。

土木の取巻く状況はまともな仕事は公共事業しかなく、しかも土木の公共事業はある規模の同じ経験がなければ入札に参加できない仕組みであり、ランクが比較的下位では、どうやっても成長する事ができない仕組みにほぼなっています。これでは未来はありません。

このような相当不況が激しい業界にあって、幸い離職1ヶ月後にはもうその土木技術者は今時でも成長している土木会社に就職できました。

今年は主力の建築の数億単位の複数の手持ち工事が一巡し、リーマンショック以降の新規受注を半年前から本格化したのですが、その当時はまさに恐慌からの病み上がり地方経済であり、
19年前現会長が社長時代に交通事故を起こし、バブル崩壊と重なる瀕死の会社を企業再生すべく31歳の私がこの会社に入社した時を考えても、このような厳しい試練は初めてでした。

このような民間もどん底まで需要が落ちた時期に頼みの数十年実績のある公共工事が結果的に1年間一つもとれませんでした。リーマンショック以前は通常は6〜10億前後公共建築の施工に携わっておりました。それが0ですから激震が走ります。
決して公共建築工事が少ない訳ではありません。公共関連の積算本数で20件、総額で約50億くらいの入札チャンスで入札しましたが、何故か恵まれないでいます。入札は奇妙な入札額の宝探し状態になってます。何かがそこに漂っています。長年の業界嗅覚というものでしょうか。
部局によっては3年間も受注がとれないところもあり、もうそろそろいい加減に決めなければならない時節柄とも言える状況にさしかかっています。

他方、民間はようやっと従来の仕事の状況が一つ一つ確かめるようになり、
少なくはありますが、よみがえってきている感触は現場感覚としてあります。

そんな状況です。

まだまだ現在は足踏している状況ですので、
お客様のご要望に十分応えられるスタッフをご用意して万全の施工をする事が可能です。

お知り合いの方等いらっしゃいましたら、解決力はできるだけワンストップソリューションをはかりますので、弊社に相談される方が良いが場合も多いと思います。

ホームページを見ての通り、社長をはじめ全国大手ゼネコン出身者や何人もの大学院卒や技術者の約90%に及ぶ1級建築資格所持者がおります。

特に社長である私は、建築関連の解決の方向性に関しては、相当の研鑽をしているつもりでおりますので、何らかの手がかりと感触を得られ、お客様と対話するの中で弊社でおこなうのが結局トータルで見るとよろしい成功事例も案外多かったりします。
実質、さりげなくパーミッション・コンサルテーションがおこなわれている場合も多くあります。

私は専門では比較的早く可能性は判断する方です。
しかし一般で見てもかなり難易度が高く、それでもどうしてもという方からの
私でも今は何とも言えないが、できる可能性が残されている状況場合には期限を
設定し、その中でベストを尽くす依頼が時にはあります。

ところでお客様は一般的な方々でも、よく話を聞くと千差万別です。その個性的な状況を大切にしてご相談に乗るコンサルティングからお客様にとって興味深い展望を共有し合うような、そんなあり方を大切にしたいと思います。

わたくし個人としては要請されて、ポータルサイトAll Aboutにて建築家の専門家相談コーナーに現在、全国の方の私ならではの部分を通じて建築等の相談を承ってます。

一つ何卒、宜しくどうぞ。